自分の声を全く違うものに変えてくれる「ボイスチェンジャー」
AIアイドルが配信など、リアルタイムな活動を行うには欠かせない技術です。
今回はアイちゃんが使用しているAIによるボイスチェンジャー「VC Client」のご紹介です!
お話できることで活動の幅はぐっと広がります💕
本記事はアイちゃんが使用しているソフト「VC Client」の紹介です。
ソフトを使用して発生したトラブルには一切お応えできません。
すべて自己判断でご利用のほど、お願いいたします。
VC Clientってなぁに?
「VC Client(VCクライアント)」はリアルタイムに音声を変換してくれるボイスチェンジャーソフトです。
ソフトウェアを通すことで、実際にマイクに話したあなたの声が、AI変換されて出力されます。
変換にはRVCという学習済みのモデルを使用します。
アイちゃんは「つくよみちゃん」のモデルを使用しています。
リアルタイムに変換する以外には、テキストを入力することで音読してくれるソフトもあります!
普通のボイスチェンジャーとの違い
「VC Client」が一般的なボイスチェンジャーとは何が違うのでしょうか。
ボイスチェンジャーは実際の声をピッチ(声の高低)やフォルマント(声の質)、再生速度などを加工します。
直接設定値などを変更して、人工的に調整します。
一方「VC Client」はAIによって自動で変換してくれます。
ただし、一部の設定は調整可能です。
数値だけを調整したボイスチェンジャーはプライバシーの保護の観点から少し不安が残ります。
しかし、「VC Client」はAIによって全く別の音声に変換しています。
解析させて地声が判明してしまう心配はありません。
安心してお話できるのは、すごく魅力ですね💕
「VC Client」に必要な準備
「VC Client」を使用するのに必要な準備を紹介します。
パソコン
AIイラストが生成できるグラフィックボードを搭載したPCが必要です。
実際に変換するときのタイムラグなどに影響があります。
アイちゃんは12GBのグラフィックボードを搭載したパソコンを使用しています。
アイちゃんは試していませんが、Stable DiffusionのようにGoogle Colabで実行することもできるようです。
「VC Client」(無料ソフト)
「VC Client」のソフトです。
Windows, Mac, Linuxに対応しています。
ダウンロード先にある注意点を確認してダウンロードしてくださいね!
マイク
パソコンに音声を入力するためのマイクです。
音声にこだわりがない場合、特に高いマイクを購入する必要はないと思います。
VB-Cable(仮想音声デバイス)
「VB-Cable」は仮想の音声デバイスです。
マイクから入力された声を「VB-Cable」を通して、「VC Client」に入力します。
その後、変換された音声は再び「VB-Cable」を通して出力されます。
注意点としましては、Discordやメタバースなど、音声の入力は「VB-Cable」を選択する必要があります。
設定がマイク出力のままだと、変換されない音声がそのまま入力されてしまいます。
学習モデル
実際に「VC Client」をインストールすると、最初から学習モデルが入っています。
他にもいろいろ試してみたいなら入手してみてください。
「BOOTH」で無料配布されていたり、販売されています。
VC Clientを使ってリアルタイムで交流を!
今回はAIを利用したボイスチェンジャー「VC Client」を紹介しました。
少しだけラグがありますが、会話にならないほどではありません。
実際にアイちゃんはメタバースのイベントでお話しています。
「VC Client」を使った音声はどんな感じなのか。
気になる方はぜひメタバース「Cluster」のイベントでアイちゃんの声を聞いてみてくださいね!
ぜひ、アイちゃんと楽しくお話しましょ💕